クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 交響曲第3番 ケーゲル(84)

2011.05.20 (Fri)
ケーゲルマラー3
ケーゲル/ドレスデンフィル(84、WEITBLICK)は第1楽章は狂気を感じるが
徐々に慈しみの演奏に変わる。
録音はドレスデンの祝祭劇場でのライヴ。
放送用音源だろうが非常に良好で奥行きと低域が豊か。

第1楽章はまず悠然と進む。金管の独奏には独自のテヌートがつき全体に重量感がある。
自然の中の優しさというより闇の中。ティンパニの猛烈な一撃がこれからの展開を暗示。
楽章半ばにして非常に情念が高ぶる。何かはちきれそうな音楽になっていく。
これは穏やかでない。バーンスタインなどではもっと明るい行進もこちらでは怖さを孕む。
鬼気迫る。
第2楽章はゆったりとロマンティックな表現。前楽章とは雰囲気異なる。
第3楽章はベルティーニと並び保有盤最長クラス。しっかりした足取り。
夢見たり跳ねたり。
第4楽章のアルトの歌いぶりは清らかで好ましい。
第5楽章の少年合唱も良好。
終楽章は27分の落ち着いた足取りで優しくそして情熱的に歌い上げる。
ラストの高揚感は素晴らしい。

33:59  11:00  19:26  9:21  4:25  27:24   計 105:35
演奏  A   録音 90点

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