クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第7番 レーグナー(83)

2011.04.25 (Mon)
レーグナーブル7
レーグナー/ベルリン放送交響楽団(83、DS)はディスク上ではオーマンディに
次いで演奏時間が短い(このあと、演奏時間の短さではフランツやメストが続く)。
ただ、速いのだがこの人の場合、流麗さと意志がこもっているので充実感がある。
個々のパーツやフレーズを浮き上がらせるのでなくオケ一体の音楽が流れる。
録音はベルリン放送局大ホールは清涼系の美しい響き。

第1楽章はホールトーンも相まって滴るような美しさが絹のようにスルリとこぼれる。
プレートルも速いがこちらは一貫した流れの流麗さが
演奏時間に表れており不自然なところはない。
第2楽章はインテンポでさらさらと進む。18:47でかける。
シューリヒトの演奏と同じような感触。重ったるくない儚さ寂しさを感じさせる。
177小節目の打楽器追加もなく安心して聴ける。
第3楽章もド派手なことはなく一定の抑制を持つ。
終楽章もサクサク。最後はひと呼吸置いてこの曲を締める。

この第7番は「後半の耐えられない軽さ」が指揮者に立ちはだかる。
大交響曲として考えると前半に重点を置いて荘重にやりたくなるが
後半の軽さを考えるとレーグナーのようなバランスのとり方もある。
私は必要以上に大きく見せないこの指揮者のやり方をカッコいいと思う。

18:49  18:47  9:14  12:00  58:50
演奏  A   録音 89点

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