クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第7番 プレートル(06)

2011.04.24 (Sun)
プレートルブル7
プレートル/ベルリン・ドイツ交響楽団(06、Weitblick)はやはり個性的。
このプレートルのやり方がブル7とどのようにマッチするのか否かが聴きどころ。
録音はベルリン・フィルハーモニーでのライブで放送用録音ぽい誇張のない素直な音。
金管が近いと感じるのはマイクのセッティングなのか演奏なのか?

第1楽章は18分を切るということで「猛スピード」と帯に書かれているが
聴感上はフレーズとフレーズの間が切り詰められていることによる
演奏時間の短さで全般のスピードが無茶苦茶に速いという印象ではない。
しかし、この間こそが従来のオルガン演奏を前提としたブルックナーの
演奏様式であったのだから、呼吸感の違うことに戸惑うことになる。
終結部のスタコラ加減には驚く。
第2楽章もアクセントを明確に置き前へ前へ進む健康的な音楽。
テンポの揺れもあり自由な表現だ。オケは分厚くそれを支えるので軽々しくならない。
しかしここまで深刻さに距離を置いた演奏は初めてだ。
後半のシンバルを伴う爆発も屈託ない。
第3楽章は元気に始まるが中間部ではテンポを落として濃密な歌。
非常な対比感。推進と爆発。第4楽章もリズミックな運動性がある。
ブラス群は頑張りオケに不足はない。終結も勢いに乗って終わる。

このCDはライブで拍手も収録されているがこれが面白い。
豪快に終わる場合は普通即座にブラヴォー嵐が来るものだが、
この演奏は拍手が始まるまで8秒くらいの間がある。
指揮者が最後のポーズを決めていたのかもしれないが、
聴衆もびっくりのうちに終わったからかもしれない。
私個人としては演奏の面白さは認めるが
深い感動に結び付かなかったことを記しておく。

17:51  21:44  9:19  11:07   計 60:01
演奏  個A-   録音 91点

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