クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第7番 マゼール(99)

2011.04.21 (Thu)
マゼールブル全
マゼール/バイエルン放送交響楽団(99、BRKlassik)はベルリンフィルとの
10年前の録音と変貌している。全体の演奏時間は巨大だった旧盤より7分も短い。
録音はミュンヘンのガスタイクホールでのライブ。左右一杯のスケール感ある優秀録音。

第1楽章は緩急がつく。最初はたっぷりはじまったかと思うとテンポを速める。
ギアチェンジは自然であるが、大河の流れのどっしりとした旧盤とは異なる。
バイエルンのオケの素晴らしさには聞惚れる。
その音は流麗で美しいというだけでなく意志の漲りを感じる。
但し、終結に至るまでどこか落ち着かない
そわそわしたテンポ感が音楽のスケール感を削いでいる。
第2楽章ももたれないのはいいが深淵を味あわせてくれない。
第3楽章は安定感を戻す。音響面では旧盤のベルリンの壮絶な
ブラス群のような力感はなく肩の力が抜けている。
終楽章はやはりオケは立派。しかし呼吸感があわただしい。
終演後の聴衆の反応は良好だが、
CDで客観的に聴くとマゼールならばもっとできる、と感じてしまう。

20:49  22:32  10:12  13:05   計 66:38
演奏  A-   録音 92点

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