クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

チャイコフスキー 交響曲第1番 カラヤン(79)

2011.03.07 (Mon)
カラヤンチャイコ 1
カラヤン/ベルリンPO(79、DG)は実演のない全集のための演奏。
ベルリンという武器はあるが、ソフトタッチで力で押す演奏ではない。
内容は充実している。後期交響曲にあれほど執着を見せたカラヤンが
この曲をこの録音だけしか残さなかったのは不思議だ。
録音はベルリンフィルハーモニーで量感溢れる音場。
雰囲気もあるアナログ末期の優秀録音。

第1楽章は分厚いベルリンの弦もあり、「冬の日の幻想」にしては寒くはない。
しかし、どっしり安定した流麗な響きは心地よい。
第2楽章はじっくり12分かけ、弦が存分に歌っている。
第3楽章のスケルッオはやや重い表現。巨大なダンス。
終楽章はこれまたベルリンフィルが余裕を見せまくって立派な音響を紡ぎだす。
終結の音響は切羽詰らず豪華だ。
全体に安定しすぎて若さや勢いがないと感じるが
ここまで立派にやられると文句は言えない。

11:39  12:05  7:56  12:43  計 44:23
演奏  A   録音 91点

コメント

当方安く売られた「Symphony Edition」での購入のためジャケットと思い出せませんでしたが、そういえばといった感じですね。現在入院中ですが、この演奏には思いがありましたので感想を。演奏は、文句のない立派なもので、第一楽章のブラスの乱れなんか「エイって」感じで勢いがありますね。ただ、この勢いは、ここで終わりみたいで、見通しが良くありません。Rシュトラウス系の演奏で見せるカラヤンに近いのではないかと思います。この曲は、八方美人よりも若さや勢いの中にロシアを感じたいなと思いますね。私にとっては、縁遠いCDになった一枚です。
北の火薬庫さん、入院ということですが
大丈夫でしょうか?
早くよくなられることをお祈り申し上げます。

仰るようにこの曲の本来的再現ではほかに良い演奏が
ありますね。
それは今後このブログにも登場すると思います。
カラヤンも50~60年代に演奏されていたら
また違った演奏になったかもしれないですね。
No title
連続投稿で恐縮いたします。
このCD持っているのですが、縁遠くなっています。曲のイメージとの相性が悪いのでしょうかネ。

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