クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第2番 ストコフスキー(67)

2011.03.03 (Thu)
ストコフスキーニールセン2
ストコフスキー/デンマーク国立放送交響楽団(67、DBC)は
指揮者がデンマークを訪れた際の演奏。
保有盤は「Great Conductors of the 20th Century」のCDだが、DVDも別途出ている。
ストコフスキーはニールセンをレパートリーにしていたようでこのほか第6番も記録がある。
演奏は素晴らしく下手すると道化的な面だけに終わるこの交響曲の奥行きを与えている。
同時期にバーンスタインがデンマークで第3番の素晴らしい演奏を残しているが、
やはり本場のオケを使うとこのようなことになるのか。
(ここぞと言う時に雄渾なトランペット!)
録音はコペンハーゲンのOdd Fellow Palaetでのライブ録音(デンマーク放送協会)。
広がりはないがステレオかと思うくらいのモノラル。拍手あり。

第1楽章を聴き始めるとニールセンにぴったりの
粘り越しで素朴で力強い音が飛び込んできた。
ストコフスキーはこの曲を弄繰りまわすことなく正面から指揮。
そしてなんと言ってもこのオケの自国の作曲家への自信と愛情に満ちた音が迫力を齎す。
第2楽章も保有盤最長の時間でほの暗い。
第3楽章になると憂鬱な感情が増す。時折堪えきれなく盛り上がる情念の表出が素晴らしい。
このような演奏を聴くとストコフスキーがキワモノ指揮者でないことが良くわかる。
終楽章はサーカス音楽にせずじっくり勝負。馬鹿正直な男の物語が明るく結末を迎える。
力強さではトムソン盤がトップだが情念の深さではこの盤が一番。

9:42  5:27  10:51  7:31   計 33:31
演奏  A+   録音 82点

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