クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第7番 ヴァント(80)

2011.03.01 (Tue)
ヴァントブル全旧
ヴァント/ケルン放送交響楽団(80,RCA)はまっすぐな演奏。
変に溜めたり粘ったりすることなくスーッと入ってくる。スケール感は大きくないが初々しい感じ。
第1楽章は7番特有の楽章で独特のうねりが魅力でそれが再現されないとつまらなくなる。
その点この演奏は振幅は大きくなくややぶっきらぼうだがつぼは押さえている。さすがだ。
第2楽章ももたれることなく爽やかに進む。少し生硬ではあるがほろ苦さがかえって出ている。
ヴァーグナーテューバも演歌のようにならない。
スケルツオはティンパニの持続的クレッセンドが印象的。
前半2楽章が重くなりすぎないのでこの楽章とのつながりが良い。
終楽章も扱いの難しい楽章だが包容力と率直さを兼ね備え突き進む。
終結もタッタカ紋切り型だがあるがままの姿を伝える(無理に大きく見せない)のが好感。
さっぱり潔く終わってしまう。
後年の演奏の影に隠れて忘れられがちな演奏だがこの演奏は良い。
ハース版
19:56  22:39  9:46  12:03   計 64:24
演奏 A   録音 89点

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