クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第1番 ショルティ(95)

2011.02.25 (Fri)
ショルティ1
ショルティ/シカゴ交響楽団(95、DECCA)は79年からスタートしたショルティの
ブルックナー全集を完成させるために行われた録音(同年に0番最後)。
ショルティは97年に亡くなるので晩年83歳の演奏。
さすがにがなりたてることは無いが、演奏自体は老いてはいない。
録音はシカゴのオーケストラホールで以前のメディナテンプルに比べると
残響成分が少なく落ち着いた音。

第1楽章はインテンポで楽譜をストレートに再現。下手な芝居がないのは良いが、
あまりにも率直過ぎ秘めた感情に思いを致すことがない。
シカゴは整然として安定しているが音色的な魅力は今一つ。
第2楽章のアダージョも感情移入は無い。落ち着いたテンポでさらさら。
しかし、演奏においての振幅が少ないため特に弱奏部分の美しさに欠ける。
これはショルティの感性に通じないかもしれないが、
夕陽が沈む際のあの一瞬の煌めきが欲しい。
第3楽章はシカゴ響の能力が発揮されブラスが整然と放射。まあ、予定通り。
終楽章も第1楽章と同じ感想。

リンツ版
12:07  13:01  8:09  13:29   計 46:46
演奏  A-   録音 91点

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