クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第4番 ヤルヴィ(90)

2011.02.23 (Wed)
ヤルヴィBIS46
N・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(90、BIS)は世にも不思議な録音。
このBIS録音のあと1カ月後に同じコンビ同じ場所同じプロデューサー、エンジニアで
DGで再録音されている。トータル演奏時間は同じだが各楽章の演奏時間表記は
違うので一応別テイクなのだろう。更に6番に至っては92年の3月にBISとDGに
別全集のため録音されている。こうなるとこれは両レーベルでの意図的共同作業だ。
私の推測では、BISはチョン・ミュンフンとニールセンの交響曲全集を企図していたが
ミュンフンがBISを離れてしまったため残った4番と6番をヤルヴィで補充した。
しかしヤルヴィは自分の全集を作りたかったものだからDGにかけもち全集を作らせた。
このコンビはシベリウスの交響曲全集でも両レーベルに録音しているが
この時は十数年間があいている。
録音はエーテボリコンサートホールで小ぶりで引き締まった音。

第1楽章冒頭からの勢いは相当。硬質なティンパニの強打が音楽を固める。
しかし音楽は粗くならず凝縮した音を保つ。
第2楽章も颯爽とした流れ。
第3楽章も速いが特にティンパニの合いの手がこれほど強靭な演奏も覚えがない。
このティンパニ少し怒っている?弦もしっかり鳴らし重量感がある。
終楽章に入るとテンポは通常に戻り恰幅は良くなる。ただ、音楽がやや平板になる。
おなじみのティンパニの掛け合いは見世物的にならずオケ一丸となってゴールを目指す。

11:33  4:27  8:37  9:19   計 33:56
演奏  A  録音 90点

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