クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第3番 テンシュテット(76)

2011.02.22 (Tue)
テンシュテット4(←BSF盤 profill盤→)テンシュテット4現行
テンシュテット/バイエルン放送交響楽団(76、The Bells of Saint Florian)は
現在Profilによる正規盤が出ている。
演奏は檄を飛ばし自ら激している。
録音はライブの放送用音源を用いたものだが当時のものとして良好。
客席ノイズも少なく残響も相応にありスケール感を演出。

第1楽章冒頭からこのオケのクーベリック時代の特色である両翼ヴァイオリン配置により
掛け合いが左右から聴こえる。引き締まった響きで、特に全奏部分で筋肉質になる。
この楽章の終結にかけてはアッチェレランド気味に追い込んでいく。
全体の音楽の間の取り方がのんびりした感じでなく
慣れ親しんだブルックナーの音楽との乖離を感じさせる部分はある。
それにしてもこのオケはどんな指揮者でも響きは素晴らしい。
テンシュテットもロンドンフィルではなくこのオケとずっとやってくれていたら
どんなことになっていただろうか(録音は当然EMI以外で)。
多分私の中でこの指揮者のイメージが変わっていただろう。
第2楽章はアダージョといっても心休まらない。
ゴツゴツしており緊張感が底流にあり強奏はほんとに強い。
しかし濁らないのはやはりオケの素晴らしさか?
この楽章の終結3分間は手に汗握る。
第3楽章も激しい。前2楽章を聴いてきたから予想はつく。
しかしこの演奏のエネルギー放射は凄い。
第4楽章に来ると怒涛の開始からすでに聴き手として体力の消耗を感じる。
ヨッフムと並ぶ保有盤最速レベルの展開で豪壮な響きが続く。
束の間の静けさも常に牙を隠す。すぐ次には追い立てるように金管が吠えまくる。
何か怒りながら演奏しているよう。疲れました。オケに脱帽。

19:40  14:38  6:47  11:01   計 52:06
演奏  檄   録音 87点

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