クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第4番 朝比奈(93)

2011.02.15 (Tue)
朝比奈93年4
朝比奈/大阪フィル(93、CANYON)は10種?の録音の中で8番目の盤。
このあと2000年にN響と大フィルの再録がありその録音を聴いていないので
分からないが、これはこれで後期の朝比奈の特徴個性がくっきり刻印されている。
洗練はないが、茫洋としたスケール感。
録音は7月23日の東京のサントリーホールでのライブで響きは多くないが
雰囲気を持った自然な録音。

第1楽章冒頭のホルンをはじめとした金管群の音の安定性にはやや不安なところがある。
ただ全体の音楽は朝比奈らしい泰然としたもの。
低弦のリズムをしっかり刻むので推進力はある。
第2楽章は遅くなることなくチェロが青春の歌を奏でる。
ごまかさず厚くもないためサブのフレーズも聴きとれる。
第3楽章はもっさりした感じ。保有盤最遅(ハース版)。
ちょっとこのテンポは?
第4楽章は始まりから低弦が弾むように刻んでおり私の好きなパターン。
その後は弛緩することなく男らしいフォルム。
決然とした意思表示を行うこともある。ブラス群の重心の低さもいい。
終結はチェリほどではないがヴィオラを浮き上がらせつつ
高原の霧が晴れていくような広大なクライマックスを築く。
これぞ「ロマンティック」を聴く快感だ。

ハース版
20:08  15:19  12:22  22:06   計 69:55
演奏  A+   録音 90点

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