クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第2番 マゼール(99)

2011.02.10 (Thu)
マゼールブル全
マゼール/バイエルン放送交響楽団(99,BRKlassik)は全曲演奏時間が70分と
ノヴァークの1877版としては他の演奏より10分以上長い。原因は両端楽章にある。。
(ティントナー盤が71分だがこれは初稿版)
しかしその演奏は淀むことなくブルックナーの醍醐味を味あわせてくれる。
録音はミュンヘンガスタイクでのライブで人が入っている分だけ吸音され
直接音の成分が多い。トランペットがややきつく響き、
低域のヴォリューム感がやや抑えられるため筋肉質の音になる。

第1楽章は演奏時間が長いがだれている感じが全くしない。
充実した音楽に仕上がっている。
第2楽章は自然の風が吹く。
第3楽章は野蛮なスケルツォだがこのオケとこの録音がやや硬い響きで豪快に迫る。
ティンパニもド迫力。
終楽章は勢いよく始まったかと思うと突如として寂寥感漂う世界に突入して
音楽が宙をさ迷う。はっきりいってこの楽章など余計ではないかと思うフレーズもある。
これがまあブルックナーを聴く楽しみでもあるのだが、マゼールはそうした楽想とも
根気よく付き合う。ブルックナー休止もたっぷりと取る。
終結は引き締まったティンパニが結ぶ。聴衆はここでも熱狂する。
マゼールが本気を出すと音楽は充実する。

21:59  17:32  7:31  22:31   計 69:33
演奏  A+   録音 90点

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