クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ダーメン(52)

2011.01.16 (Sun)
ダーメンベイヌムシベvn
ダーメン/ベイヌム/ロンドンPO(52、DECCA)のソロはオランダ人で戦前ベルリンフィル、
戦後はコンセルトヘボウの主席だった人。ベイヌムとは近かったのだろうか。
このコンビの演奏は極めて特徴的。繊細さや北欧の抒情については別の演奏に任せている。
骨太で率直。粗いわけではない。
録音はキングスウエイホールでヴァイオリンが前面に出てオケが奥にある
典型的な以前の協奏曲録音。モノラルながら鮮明にソロが聴こえる。

第1楽章からソロ・指揮者の方向性が同じことが確認される。
速めのテンポで直裁、ここ一番では剛毅。この時代、もっとあまーく歌う人が多かったと
思うがダーメンは男っぽい。テクニックは申し分なく曖昧さはどこにもない。
またあいの手のオケがベイヌムのむち打ちよろしく豪快で潔い。
王道を堂々と進むヴィルトゥオーソ型演奏は気持ちいい。
第2楽章も流麗とは言い難いが何か迫ってくる音楽。
終楽章のオケは実にソフトでテンポは落ち着いている。
ヴァイオリンはひたすら真面目に音を出すが、オケは極力目立たないように進むが、
リズムは四角くドイツ風。第1楽章は豪快さもあったがこの楽章のヴァイオリンは
ひたすら誠実に音楽を紡ぐ。この姿が気持ちいい。

14:50  7:22  7:55   計 30:07
演奏  剛→誠   録音 77点


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