クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 交響曲第1番 エッシェンバッハ(99)

2011.01.15 (Sat)
エッシェンマラ1ndr
エッシェンバッハ/北ドイツ放送交響楽団(99,SSP)は正規盤ではない。
(Sounds Supreme 2s-065)
正規盤としては97年のヒューストン響、08年のベルリン・ドイツ交響楽団があるし
フィラデルフィア他でこの曲を取り上げておりこの指揮者の好みの曲なのだろう。
録音は3月15日のライブで海賊盤という枠では聴き易いが
特にフォルテでのスケール感が弱まる。

第1楽章は変わったところはない(エッシェンバッハだからつい期待してしまう。)
第2楽章になると徐々にこの指揮者らしい積極的な表情がつく。
フレーズ内の強弱の大きな対比やちょっとしたタメ。この楽章を愛らしくしている。
第3楽章もポルタメントを思いっきり効かせたり、独自の小細工がある。
真面目にクラシックとして聞くと?だが、そもそもジンタを交響曲に持ち込んだ
ようなものなので対比感が際立つ。
終楽章はリミッターが作動しているので最強音が不自然に弱い。
そんな意味では割り引く必要あり。
そんな中、聞き取れるのはアクセントのきっちりついた激しい慟哭の音楽。
これに続く甘い甘いとろける音楽。音は極限まで引き伸ばされる。
エッシェンバッハの真骨頂。およそ清潔な音楽ではない。
そこが好悪の分かれ目。劇画コミックを読んでいる面白さはある。
慣れないオケはやや戸惑っているが激しく燃焼して幕。
ライブで一回聴くには良いかも。

16:25  7:39  11:36  21:38   計 57:18
演奏  劇   録音 84点

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