クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第2番 ヤルヴィ(83)

2011.01.01 (Sat)
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ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(83、BIS)は逞しく荒々しく豪放。
単にこれだけなら能天気な演奏で片づけられそうだが、ヤルヴィの知性と
このオケの素晴らしい音がシベリウスを感じさせるのに成功している。
録音はエーテボリコンサートホールで木質で自然な音は
初めてこのシリーズを聴いた時から驚きだった。

第1楽章はやや粗いスタート。8分台の速いテンポながら各楽器が浮沈する
彫の深さで表面的な音楽となっていない。率直な音の鳴らし方はヤルヴィらしい。
この曲に潜む野性を明らかにする。それにしてもこのブラス群のパンチは凄い。
田舎オケと侮れない。
第2楽章も素朴というかぶっきらぼうなほどの音楽。無骨の塊のよう。
第3楽章も突進力を持つ。録音が弦の勢いのある音を巧くとらえている。
第4楽章も大柄大らかで迫力がある。ブラス群がここでもバリバリ容赦なく音を立てる。
表情は粘ることない。再現部にかけて音が重層的に漸次迫力を更新する様は素晴らしい。
そして圧巻は終結。フォルテがどんどん積み重なり豪放磊落。
北海の荒波と疾風の音楽。

8:48  13:54  5:59  12:56   計 41:37
演奏  A+   録音 92点

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