クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 交響曲第3番 レヴァイン(75)

2010.12.23 (Thu)
レヴァインマラー3
レヴァイン/シカゴ交響楽団(75、RCA)は元気。
録音はメディナテンプルでホール感は良い。ヒスはあるが鮮烈に捉えられている。
フォルテで音にもうひとつ余裕が欲しい。
第1楽章の屈託のなさは唖然とするほど。3歳の子供が高性能マシンをぶっ放している。
全ての音が白日の下に照らされまばゆいばかり。音はきりりと峻立する。
同一楽章でアイデアがコロコロ変わるこの曲はまるでオペラの突如の変転を見るようで
レヴァインに相応しい。なぜそうなるのか、と言った矛盾点は全く気にしないからだ。
音の洪水を楽しむ。
第2楽章も良く歌いよく動く。録音のせいもあるかもしれないが弦の強弱がきつく耳に響く。
繊細なタッチではない。
第3楽章も歌謡性豊か。ポストホルンは遠くに浮かぶ。
第4楽章はマリリン・ホーンでこれまたオペラティックな歌いまわし。
私は夜の闇に浮かぶ静謐さを持った声が好きなのでイマイチ。
第5楽章の少年合唱もアクセントが強い。天国的なやわらかさが欲しい。
第6楽章は勝負をかけている。レヴァインの唸りを伴う27分という格闘
(マゼールの30分がありますが)。ゆっくりしっかり小細工せずに進むのは好感が持てる。
しかしどうも平板な印象があるのはなぜか?

32:47  9:52  18:40  11:39  3:59   26:54   計 103:51
演奏  A-   録音 88点

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