クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第4番 サカリ(97)

2010.12.23 (Thu)
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サカリ/アイスランド交響楽団(97、NAXOS)は演奏者の個性を出すことよりも
シベリウスの書いたものを率直に再現しようとする。
この曲ではそれが非常に好ましく出ている。
録音はレイキャビックコンサートホールで拡がりが自然でバランスが良く透明感もある。
第1楽章はスッと入る。息の長い演奏でアイスランド響は木質の音で絶叫しないのが
好ましい。音そのものがありそれで十分という気がする。
第2楽章も同じだ。劇的要素は抑えられている。
第3楽章はピアニッシモを弱め過ぎないため神秘的な感覚は薄いが、
黄泉の川の淡々とした流れを表す。
終楽章はフォルテも近接せずどこか浮世離れした雰囲気。
表情は淡泊でメリハリや緊迫感は弱いため不満に感じる聴き手もいそうだ。

11:08  5:02  11:11  10:11   計 37:32
演奏 A+   録音 91点

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