クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第5番 カラヤン(76)

2010.12.12 (Sun)
カラヤンシベ45EMI
カラヤン/ベルリンPO(76、EMI)は4回目にして最後の録音。バブリーな演奏。
立派ではあるがバブル崩壊後の慎ましやかになった感性では少し違和感が出る。
録音はべルリンのフィルハーモニーでイエスキリスト教会より広く分厚い。
私は教会録音の方が好きだ。
第1楽章は、余裕綽々のゆったりしたテンポで始まるが徐々に巨大な姿を現す。
この巨大さが過ぎるところがこの時期のカラヤンとシベリウスの音楽の乖離に
つながるような気がする。これはレヴァインとベルリンの演奏でも感じたことなで、
ラトルがベルリンを振ってのシベリウスチクルスがどのような演奏になったのか心配。
楽章の終結に向けての咆哮はさすがヴィルトゥオーソオケの音響。
第2楽章はロマンティックな表情も見せるがオケの底力が自然に出過ぎてしまう。
可愛い仕草をするのに巨体な為に可愛くならない。
第3楽章は落ち着いて始まり中盤も抑制的な運営がされる。
じわじわと感情が昂ぶる。最後の過剰な分厚さがなければ良かったのに。

14:16  9:01  9:10   計 32:27
演奏  A-   録音 88点

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