クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

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ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番 ツァハリアス(89)

2017.07.09 (Sun)
ツァハリアス全集
ツァハリアス(p)/フォンク/ドレスデン・シュターツカペレ(89、EMI)は
明快な活力。直球でずばずば投げ込んでくる気持ちの良さ。

ツァハリアス(1950~)はインド生まれのドイツのピアニスト。
日本では話題にならないが彼のスカルラッティやモーツァルトや
シューベルトは好み。
ここでは彼の知的でスッと切れ味のある音楽が気持ちよい。
そしてこの盤を高めているのがルカ教会でのドレスデン。
なんといい響き。

第1楽章のオケは勢いと自信が漲る。ピアノも端正ながら活力がある。
全体として音楽が生きている。テンポはグールドほどではないが速め。
正攻法で曖昧さが無い。
カデンツァはベートーヴェン作曲のものをツァハリアスが編集。
ダラダラで見世物的に長くない。

第2楽章も音が立っている。タッチは明快でムード音楽化していない。

終楽章もカチッとは走る。アクセントはしっかり。
ピアノのタッチは強いが濁らないのがよい。

なお、最近は弾き振りでベートーヴェン全曲を再録音しているが未聴。
christian-zacharias.jpg

録音はドレスデン・ルカ教会でのセッション。透明な空気感が良い。
ピアノは比較的近い。オケは前面のピアノを包むように
木質シルキートーン。同じEMIでもロンドンではなくてよかった!

13:19  10:39  8:40   計 32:38
演奏   A 録音  94点
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