クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

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ベートーヴェン ピアノ協奏曲第1番 バーンスタイン(60)

2017.06.07 (Wed)
バーンスタインPcon1
バーンスタイン(p&指揮)/ニューヨークフィル(60、SONY)は才人の面目躍如。
ロマンティックで愉しい。
「第1番」はバーンスタインのピアノ弾き振りレパートリーの一つ。
バーンスタインピアノ2
1970年ウィーン芸術週間で「フィデリオ」を振る合間にこの曲でコンサートをやっていた。
その時の模様はTVで放送され、バーンスタインは
「ベートーヴェンはウィーンのもの。私はみなさん(VPO)にお任せするのみ」
と語っていたが、そんなことはない。しっかりバーンスタイン流だった。
バーンスタインVPO

第1楽章の冒頭のオケは音場の広さもあって、この曲の想定を遥かに超えるでかさ。
そこに悠然とバーンスタインのピアノが乗る。大柄なタッチながらよく歌う。
カデンツアはキース・ジャレットを聴いている感じでもある。実に能弁雄弁。

第2楽章は思いがこもり情緒纏綿。

第3楽章は活き活きノリノリ。
巨大なオケの響きが少しミスマッチだが、ピアノはスゥイング。
『ティコ・ティコ』の音楽が流れだすと体を大きく揺らしながら笑顔で弾いている(と思う)。
チャーミングなオケの合いの手で幕を閉じる。

録音はマンハッタンセンターでのセッション。
この場所特有の響きの大きさはこの曲ではちょっと。
ただし、オケ、ピアノともに伸びはよく、強音でも潰れない当時の優秀録音。

18:32  11:16  8:32   計  38:20
演奏   愉   録音 87点
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