クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

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ベートーヴェン 交響曲第7番 トスカニーニ(51)

2017.04.04 (Tue)
トスカニーニ7
トスカニーニ/NBC交響楽団(51、RCA)は一貫した豪快推進力。
トスカニーニが影響を与えたといわれるカラヤンやカンテルリの演奏はスピード感こそ
似ているが、この洗練を越えたパワーと紋切の中に見せる歌はやはり真似できない。
(↓左からカラヤン、サバタ、カンテルリ)
karajan cantelli

第1楽章冒頭から力感と推進力が素晴らしい。
オケのアクセントが非常に強い。
弦のフレーズの終結にはポルタメント的な時代的な表情もあるのだが
全体は全く甘くならない。ティンパニの強打も含め剛直。

第2楽章は速めのテンポで緊張感を持続させる。
時折表出するフォルテの音圧が強い。

第3楽章の叩きつけるような音は怒涛。
弾むというより、叩く感じなのだ。

終楽章も突き進む力が凄い。
ティンパニが終始鞭打つように強打されテンポの弛緩を許さない。
(効果を出すためティンパニ改変あり)
アンサンブルはライブらしい疵はあるが些細なこと。白熱だ。

録音はニューヨークカーネギーホールで。
第1楽章序奏を1951年11月9日のセッションその他11月10日のライヴとのこと。
このホールなので少し響きはあるがやはりデット気味。
ティンパニが入ると音に飽和感が出るのと低弦など量感が乏しいのが惜しい。

11:04  7:57  6:56  6:44   計 32:41
演奏   進   録音 72点
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