クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

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ベートーヴェン 交響曲第8番 グッドマン(88)

2017.03.05 (Sun)
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グッドマン/ハノーヴァーバンド(88、Nimbus)は温和なピリオド。
ハノヴァーバンドはピリオド奏法が盛り上がりを見せ始めた1980年代に
ニンバスレーベルから多くのCDを出した。
このベートヴェン交響曲全集は1,2、5番はハジェット、残りはロイ・グッドマン指揮。
ただこの全集は今は影が薄い。
多分それはレーベルがマイナーであったことに加え、
その後出てきた個性派に比べると演奏が中庸であったこと、
録音が残響過多であるためせっかくの瞬発性が弱まったことにある。

この第8番もその傾向は否めないが、長閑な曲でもあるために不満は少ない。

第1楽章始まって豊かな響きでオリジナル楽器臭さはない。
快適なテンポの中淡々と進む。熱のこもり方ほどほど。

後続楽章もテンポは速めのテンポで略同様のことが言える。
力感はあるのだがむき出しにならないし、情感に伴うテンポの揺れもない。
ただ、だれることも無いので聴きやすいとは言える。

録音はロンドンのオールセインツ教会でのセッション。
音は輝かしく捉えられているが、教会特有の響きの多さが細部を
不明瞭にしているのは残念。
テンポが速いので音が重なる部分がある。
なお、弦の配置は左に高弦右に低弦というように聴こえる。

8:22  4:06  5:27  7:05   計 25:00
演奏   A- 録音  90点
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