クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

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ベートーヴェン 交響曲第8番 アーノンクール(90)

2017.03.03 (Fri)
アーノンクール68
アーノンクール/ヨーロッパ室内管弦楽団(90、Teldec)は息づく躍動。
ピリオド発想を取り入れたモダン楽器による演奏。

ニコラウス・アーノンクール(1929~2016)の第二期絶頂期の演奏(個人的感想)。
テンポは安定的で特に速いわけではないが表情が活き活きしている。

1960年代のウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとのアヴァンギャルドは
かなり影を潜めてきたが、表現は相変わらず積極。
セルやライナーの均一直線的音楽やアメリカ楽団を嫌ったこの指揮者の
音楽は確かにある面ウィーン的かもしれない。

第1楽章昔のアーノンクールだったらもっとガタピシャ音になっただろう。
丁寧にしかし迫力があり、その昂進の仕方など巧い。

第2・3楽章が切れ味が良い。硬軟取り混ぜる。

終楽章は正攻法で攻めながらも力感をしっかりにじませる。

録音はオーストリア・グラーツのシュテファニアン・ザールでのライブ。
stefaniensaal.jpg
拍手は無いし観客ノイズもない。マス的捉え方。
響きが落ち着いているところから聴衆が入っているように感じる。
音は今でも新鮮でよい感じ。

9:25  3:49  5:54  7:22   計 26:30
演奏   A   録音 92点
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