クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

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ベートーヴェン 交響曲第8番 クナッパーツブッシュ(59)

2017.03.02 (Thu)
クナベト8
クナッパーツブッシュ/バイエルン国立管弦楽団(59、ORFEO)はどすこい。
ベートーヴェンが生きた時代の音がどうだったとかは関係ないクナの世界。
狭間の第8番を引っ張る上げ巨大化。ジンマン盤と同じ曲とは思えない。
コンサートのラストに持ってきた自信を見せつけるクナの十八番。
クナ
第1楽章はティンパニを大きく轟かせ、低弦に馬力を持たせる独自の音響。
思わずこんなにティンパニがなっていたのか確認すべくスコアを見てしまったほど。
大きなうねりがクレシェンドによってもたらせられる。これはまさにクナ。

第2楽章は合奏がずれていたりでそれが不思議な面白さ。ユーモラス。

第3楽章も田舎感丸出し。楽しい。太鼓の相槌は巨大。
中間部は陽ざしの中で素朴な踊り。

終楽章は恐るべき堂々。ここまでやれば時代考証とかがぶっ飛ぶ。
ここでもティンパニが一人大活躍。他では聞けない独断芸。
今、このような指揮者は・・・いない。

録音はドイツ・ミュージアム・コングレスザールでのライブ。
1969_kongress-saal_muenchen_.jpg
ステレオ期に入っていた時代なのでモノラルでも聴きやすい。
これは演奏自体のせいか、リマスターなのかティンパニの存在感が
やたらに大きくボワンボワン。地響きのよう。
それを除けばラジオ放送用音源かもしれないが全体的にはまとまっている。

9:56  4:21  4:57  8:30   計 27:44
演奏   巨    録音  80点
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