クラシックCD聴き比べ

学生の頃は一枚一枚のLPを大切に聴いていました。しかし、CDが容易に入手できるようになり買っておくだけということも・・・。そんな自戒と演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

サン=サーンス 交響曲第3番 オルガン 目次

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私が持っているオルガン交響曲のCD一覧です。
左から 録音年、指揮者、私の個人的なCD評価ランク、録音評価点数です。
CD評価ランクは演奏の感想ですがCDから聴こえてくる音で判断していますので
録音の評価にも左右されています。
個別の盤のつたない感想はそれぞれの指揮者をクリックしてもらうと出てきます。
(スコアではこの交響曲は2部構成ですがメモは便宜上4楽章として書いてます)
皆さんの感想やお薦めのCDがあればぜひお教えください。

録音年 / 指揮者 ( 評価 ・ 録音 )
52 / トスカーニーニ ( 豪 ・ 75 )
57 / パレー ( A− ・ 85 )
59 / ミュンシュ ( A ・ 86 )
61 / アンセルメ ( B+ ・ 85 )
62 / オーマンディ ( A ・ 86 )
70 / メータ ( A- ・ 90 )
73 / オーマンディ ( B+ ・ 85 )
75 / マルティノン ( A ・ 88 )
76 / バレンボイム ( S ・ 92 )
76 / バーンスタイン ( 怖 ・ 87 )
80 / デュトワ ( A+ ・ 92 )
80 / チェクナヴォリアン ( 響 ・ 89 )
80 / オーマンディ ( A ・ 92 )
81 / カラヤン ( 泥 ・ 88 )
82 / スヴェトラーノフ ( 重 ・ 86 )
82 / ボド ( S ・ 91 )
82 / コミッショーナ ( A− ・ 90 )
84 / デ・ワールト ( A+ ・ 93 )
85 / 小沢 ( A ・ 90 )
86 / レヴァイン ( A ・ 92 )
87 / ヴァレク ( B+ ・ 90 )
87 / エッシェンバッハ ( A− ・ 90 )
88 / ガンゼンハウザー ( A− ・ 90 )
90 / プレートル ( S ・ 90 )
90 / レズハ ( B ・ 87 )
91 / ミュンフン ( A〜A− ・ 92 )
93 / サイモン ( A ・ 91 )
93 / マゼール ( B+ ・ 88 )
94 / ヤンソンス ( A+⇒B+ ・ 90 )
94 / ヴィクトリン・ユ ( B+ ・ 90 )
95 / メータ ( A− ・ 92 )
? / パンテッリ? ( A− ・ 83 )

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R・シュトラウス アルプス交響曲 目次

           strauss_r.jpg        ガルミッシュ
私が持っているアルプス交響曲のCD一覧です。
左から 録音年、指揮者、私の個人的なCD評価ランク、録音評価点数です。
CD評価ランクは演奏の感想ですがCDから聴こえてくる音で判断していますので
録音の評価にも左右されています。
個別の盤のつたない感想はそれぞれの指揮者をクリックしてもらうと出てきます。
皆さんの感想やお薦めのCDがあればぜひお教えください。

録音年 / 指揮者 ( 評価 ・ 録音 )
52 / クナッパーツブッシュ ( 豪 ・ 75 )
52 / コンヴィチュニー ( B+ ・ 75 )
57 / ベーム ( A ・ 77 )
62 / ムラヴィンスキー ( A+ ・ 80 )
71 / ケンペ ( A+ ・ 87 )
75 / メータ ( A ・ 91 )
79 / ショルティ ( B+ ・ 90 )
80 / カラヤン ( A+ ・ 90 )
82 / カラヤン ( 参 ・ 75 )
82 / デル・マー ( A- ・ 87 )
85 / ハイティンク ( A ・ 91 )
88 / ブロムシュテッド ( A ・ 92 )
88 / アシュケナージ ( A ・ 91 )
89 / プレヴィン ( A+ ・ 92 )
92 / バレンボイム ( A− ・ 90 )
93 / シノーポリ ( A- ・ 91 )
96 / 小澤 ( A− ・ 91 )
96 / デ・ブルゴス ( A ・ 87 )
96 / インバル ( A+ ・ 90 )
97 / 朝比奈 ( 別格 ・ 92 )
98 / マゼール ( B+⇒A ・ 90 )
00 / ティーレマン ( S ・ 93 )
02 / フェルツ ( A ・ 92 )
02 / ジンマン ( 渋 ・ 91 )
05 / ヴィト ( A ・ 92 )
05 / W=メスト ( B+ ・ 88 )

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R・シュトラウス アルプス交響曲 ヴィト(05)

ヴィトアルプス
ヴィト/シュターツカペレ・ヴァイマール(05.NAXOS)は予想外の力演、素晴らしさ。
表現は端正ながら気宇壮大。オケはチューリンゲンの人口6万人の都市の歌劇場の
ものとは思えない素晴らしさ。思えばヴァイマール(ワイマール)は文芸の町。
このオケは1491年の宮廷管弦楽団に端を発し、バッハともゆかりが深い。
若きR・シュトラウスもこのオケで5年間副指揮者を努めている。
そんな自信と誇りがこの演奏の背景にある。
録音はヴァイマール・ホールでマス中心の豊かな音。
ナクソスの録音もここまで来たか、という感慨を抱く。
冒頭から日の出にかけてもやの中で低弦のドクドク音が高鳴る鼓動を表すのは印象的。
「森の入口」あたりからゆったりと深い音で大河のように流れる。
3日かけての録音だからかオケも万全で「頂上」以降も悠然と吹き上げるし細部の表現も
よく聞くと面白い(ex「見えるもの」1:07から普段は埋もれるオーボエの節回し)。
「嵐の前の静けさ」は3:07かけて低重心の緊迫感。大太鼓の轟もすごく地鳴りだ。
アメリカのオケなどと違い金管がキンキラしないため渋い「嵐」。「終末」も大きな息遣い。

計 54:14
演奏  A   録音 92点

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R・シュトラウス アルプス交響曲 バレンボイム(92)

バレンボイムアルプス
バレンボイム/シカゴ交響楽団(92,ERATO)はパワーがあるのにクールな優等生。
破綻はないが面白みが今一歩。オケの力量は抜群なのに?ここが音楽のややこしいところ。
録音はシカゴ・オーケストラホールでのセッション。むき出しでなくバランスのよい音。
エラートらしく品よくやや地味目。この曲の場合もう少し華やかであっても良かった。
冒頭より率直な音作りで作為がない。登山開始におけるそれぞれの風景描写や
心象よりも楽譜にある音をきちんと仕立てていく。カウベルもヤギも遠方の風景。
速めのテンポは良いとしても音楽の呼吸感があまり感じられなく綺麗だけど無機的な感触。
「危険な瞬間」も金管は正確に音を刻む時計のようでハラハラ感はない。
しかし続くオーボエ・ソロはこれではいかんと思ったのか美しく血が通う。
「頂上」の金管その他のハーモニー、バランスは楷書のお手本。
トロンボーン群は本当に素晴らしい。録音がやや浅く低域が弱いのでスケール感で
やや損をしている。しかしそれでも「嵐」の部分ではパーカッションが強打し整然とした
金管が咆哮するため相当な迫力。山の「嵐」というより、正確に風量と威力を計算した
管理された「嵐」。その無表情な凶暴さがかえって怖い。
「終結」は核戦争ですべてがなぎ倒された跡にさす陽のよう。
音やフレーズが全体的に棒状なのが気にかかる。
ゆったりと歌われるのに癒し感がもう一歩なのはそんなつくりに起因するかも。
それにしても最後まで余裕綽々のオケには脱帽。

計49:31
演奏  A−   録音 90点

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サン=サーンス 交響曲第3番 ヤンソンス(94)

ヤンソンスオルガン
ヤンソンス/オスロフィル(94,EMI)は第3楽章まではクール系でスタイリッシュ、
終楽章でまさに「オルガン」により豹変。聴き手の対応力が試される。
録音はオスロのコンサートホールのセッション。やや軽いが基本は綺麗な音。
第1楽章はまさに爽やか、颯爽と言う言葉が似合う。軽やかそよぐ弦をベースに木管が
駆け抜ける。フォルテも重くない。終結にかけて迫真性を帯びて盛り上がるが、
一段落するとまたスーッと力を抜いて第2楽章の準備をするあたりの巧さは一昔前の
ロシア系の指揮者とは違う器用さを感じる。
第2楽章のオルガンは揺るがせにすることなく、控えめにそして少し色香を漂わせる。
オケとオルガンの上品な組み合わせ。
第3楽章も軽やかなスキップ。いなせな男がポルシェを駆ってヘアピンを80キロで
楽々疾走するよう。丁寧なつくりでオケは立派に応えている。
但し、第4楽章のオルガンには幻滅。ここまでは控えめだったオルガンが
なぜか自分の実力を超えて突然ガナりたてるものものだから音楽がぶち壊しに。
もともと軽量級のオケも負けずにパワーをあげる。
ダンディだった男がここでは野生をむき出しに軽トラに乗り換え首都高速に煙を巻き上げる。
最後のオルガンの爆音はこれでもかと伸ばされフランスのエスプリから遥かに離れていく。
やはり彼もロシアを捨てていなかった、などと思ってしまう。

9:52  9:49  7:05  8:42   計 35:28
演奏  A+⇒B+    録音 90点

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