
デニス・ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団(2000前後、SONY)は
全集の一枚。音は新鮮でいいのだがやや真面目すぎてハイドン特有の愉悦感に乏しい。
録音はシュトゥットガルトのメルセデス・ベンツセンターでのライブで
広くはない会場で曲に丁度いい。
第1楽章は非常にゆっくりと折り目正しい進行。
バーンスタインも9分台だが緩急の落差が激しいのに対してこちらはインテンポ。
チェンバロによる通奏低音が古雅な雰囲気を醸す。
音はしっかりしておりアクセントも付いているのでなだらかなBGMとは言えない。
ドイツの行進曲のような四角四面的まじめさ。
第2楽章もゆったりとした時が流れる。
第3楽章もまじめにリズムを刻む。あまりにも表情が一面的。
まさか102番で全集のやっつけ仕事ということではないだろうが・・・。
音の強弱がデジタル式でゼロ百のような感じ。
終楽章はこれまた安定的なテンポ。どっしりシンフォニック。
終わるとブラヴォーの声がかかるが
拍手の数から聴衆は少なく熱心な聴き手が来ていることが分かる。
誠実な演奏ではあるが、何としても愉悦が欲しい。
9:56 6:30 6:22 5:14 計 28:02
演奏 A- 録音 92点





